【初のカワハギ釣り】肝パンが食べたい!
2015年10月29日 / text&photo元植高史
■沖釣り初心者でも丸分かりのホームページを発見
うまい魚と酒に目がない私。
以前、友人にもらったカワハギの上品な刺身と肝のまったりとした味が忘れられず、かねてから自分で釣って食べたいと思っていた。
「秋から冬にかけて“肝パン”になるから、そんなに好きならそのシーズンに行ってみれば?」とは友人の弁。
住まいが神奈川県西部ということで、ひとまずパソコンに向かい「湘南 カワハギ」で検索。
すると、茅ヶ崎港の「一俊丸」が一発でヒットした。
ページをのぞけばカワハギのプロフィールから船代、エサや仕掛け、道具、そして釣り方まで事細かに紹介されているではありませんか。
カワハギといえば、
「好奇心が強い反面エサ取りの名人で、釣果にはウデの差が大きく出る」と聞く。
自分にも釣れるのかしらん? と一抹の不安を覚えつつも、思い立ったが吉日。
すでに釣れ始めているようだし、すぐさまメールにて乗船の予約を入れた
(メール予約だと500円割引。
もちろん電話でも予約できますが、割引はありません)。
▲ 沖釣りで大人気のカワハギ。
これを肴に一杯……が今回の目標です
■ 船宿に着いたら、まずは席取りから
迎えた当日の午前6時過ぎ。
海沿いの国道134号線を西から走って茅ヶ崎市内を走り、「交通機動隊」の交差点を海側に入ると、すぐに一俊丸の看板が見えた。
いったん船宿の前に車を止めて受付を済ませ、まずは自分の座る席を確保する。
▲朝焼けの江ノ島。この海にカワハギが……気張ってまいりましょう!
▲船宿の前に車を止め、まずは自分の席を確保。早くもお客さんでいっぱいでした
▲釣りものの看板ごとに『席取り順の表』があり、早く来た人から名前を書き込む(ファミレスの要領)
▲呼ばれた順に、座席表に名前を書く。
初めてなら、船長のアドバイスが受けやすい右舷の操舵席の近くがおすすめとのこと
▲代表の三橋一俊船長(右)とスタッフの山崎さん(左)。
わからないことは優しく教えてくれます
▲ 船宿のなかはウッド調でクラブハウスのような雰囲気
▼ウォーターサーバーにお湯、コーヒー、カップ麺まで無料サービス!
座席表に名前を書いたら、駐車場に車を停めに行きます。
再度船宿に戻り、ここで船代を支払って乗船券をもらう。
▼今回乗った11号船。クーラーやバッカンなどの荷物はクルマで運んでもらえる。
船長に乗船券を渡して船に乗り込むと、7時に船が港を出たところでタックルを準備し、釣具屋で買ってきた市販のカワハギ仕掛けをセットする。
エサはアサリのむき身。
え~と、まずはハリを水管に刺したら次にベロ、そして肝に刺す。
なるべく小さくまとめて……こんな感じでオッケーか(たぶん)と、3本のハリに付けてセット完了。
▼サザンの歌でもおなじみの烏帽子岩を見ながら沖へ。最初のポイントまでは10分ほどで到着
■まずは人のマネから始めてみた
港から10分ほどでポイントに着き、船長の「はい、どうぞ!」の合図でいざスタートとなりました。
カワハギは底近くにいるので、まずはオモリが着底するまで沈める。
底に着くとラインの出がフッと止まるので、そこから誘いをスタート。
水深は8~20メートルといったところ。
ネットで予習はしてきたけど、とりあえず周りの方の誘い方をマネしてみますか。
見れば、竿をス~ッとしゃくり上げたら元の位置に戻して止めたり、はたまた手首で細かくしゃくってピタッと止めたり。
ほほう、あんな感じで誘って食わせるワケか。
しばらくすると、お隣の方が早くもカワハギをキャッチ。
これを皮切りに、周りも次々に釣り始めた。
▲コンスタントに釣果を上げていたお隣の方。何かが違うんでしょう、何かが……
外道でキタマクラやベラなども次々に上がっていくなか、自分にはピクリとも……きた!
なんとも弱々しい引きとともに上がってきたのは、トラギス。
周りでは相変わらずパタパタとカワハギが釣れてるというのに、何が違うんでしょ?
誘い方、探るタナ、その前にエサの付け方からしてなっていないのか……う~む、まだよく分からん。
■周りはカワハギ連発のなか、1人悩みは続く
気づけばスタートから早2時間。
ここまでの釣果は先ほどのトラギスと小ダイ、キタマクラといったところ。
まだまだ時間はたっぷりあるとはいえ、周りはコンスタントに釣れているだけに、いささか気が焦ってくる。
▲お隣さんは次々に釣果を重ねていく。自分の入れ物は……
そんななか、底からゆっくりしゃくって止めたとき「コン!」とアタリがあった。
続いて竿先がグングン曲がり、これまでの引きとは違って明らかに強い。これって、もしかして……。
上がったのは人生初のカワハギ、やりました!
▲やっと手にした人生初のカワハギ。初めてでもちゃんと釣れました。
▼良型をキャッチした女性アングラー。相当の腕前とお見受けしました
よっし、ここから一気にペースを上げて……と意気込むものの、世の中そんなに甘くない。
次にカワハギを手にするまでに、また2時間。
その間に茅ヶ崎沖から江ノ島周りとポイントを移動し、船中の誰かがカワハギを釣ると船長が
「はい、顔見たよ~」とアナウンスしてくれる。
最初のうちは
「おお、釣れたんだ!」とテンションが上がっていたけど、そのうちプレッシャーに感じるようになってきた。
オ、オレももっと顔見たいっス。
▲江ノ島沖のポイントでも周りは好調。船中のそこかしこで歓声が上がった
■釣る人との違いは何か、自分なりに考えてみた
よく釣られる方の動作を思いっきりマネしているつもりだけど、何かが違うらしい。
オモリは底に付けたままがいいのか、少し離してから誘ったほうがいいのか、竿をしゃくる幅は……。
お隣の方にアドバイスを求めると
「ポイントの地形や食いの良し悪しにもよるから、なんとも言えないねぇ」とのこと。
自分なりにイメージしながら、今度は底からオモリを少しだけ離して細かく揺すり、そこからゆっくり沈めて止める。
と、その瞬間にググッと竿先が絞り込まれた。
1尾目よりもっと引きが強く、横っ走りで激しく抵抗する。
こ、これが良型カワハギの引きなのね!(上がったのは20センチほど)
▼少しだけサイズアップ。
小気味いい引きに、すっかり病み付きになりました
そんなこんなであっという間に時は過ぎていき、午後2時を回ったところでタイムアップ。
カワハギ初挑戦は4尾という結果と相成りました。
釣りを終えると、船長が1人ずつ釣果を聞いて回る。
聞き耳を立てていると「17」「20」「20」……で、トップは24尾。
ウデの差が出ると聞いてはいたけど、こうも違うものですか、いやはやなんとも。
「お客さんは……4尾ですか。初挑戦にしては上出来だと思います!」
さわやかな笑顔とともに、そう声をかけてくれた船長。
精いっぱいのフォロー、ありがとうございます(汗)。
▲サービスのうどんを食す。冷えた体にはうれしい限り!
ともあれ初めてでもカワハギは釣れたことだし、自分としては“プチ満足”。
「今日はカワハギの刺身だからビール多めに買っといて」とカミさんに見得を切ってきた面目も、なんとか保てた(ような気がする)。
次は2ケタを目指して、また挑戦します!
▲駐車場は16時で閉門。あと片づけを終えたらクルマの移動はお早めに
▲念願の肝和えが完成(おすそ分け含)。
上品でまったり……ビールも日本酒もグイグイ進んじゃいました。
■一俊丸カワハギメモ:2015年11月
| 出船〜帰航 | 7時〜約15時 |
| 乗船代 | 男性8,500円。女性、小・中学生7,000円 |
| オモリ | 25〜30号 |
| タナ | 15〜30メートル |
| レンタル | 手巻きリール、竿、竿受けのセットは500円 |
| DAIWA極鋭カワハギAGS M−170A(定価71,000円)は 3,000円(要、前日まで予約) |
|
| あさりエサ | 生剥き身:300g 1,700円 (1日の使用料は300〜425gほど) ※ 生むき身エサもご予約なしで買えます。 |
| マルキュー冷凍エサ:大 1300円 / 小 800円 | |
| その他 | レシピ おろし方 船上動画 達人の秘伝テクニック |
▼30センチ以上のカワハギを釣った方には『撃墜ステッカー』をプレゼント