【特別寄稿】 宮本英彦氏、茅ヶ崎沖カワハギを攻める
2013年11月11日 / text:宮本英彦氏 photo&edit:C.S.C.NAOMIE
11月11日、なんと『1』が横並びに4つも並んでしまうラッキーな日に、茅ヶ崎港一俊丸さんへと、久し振りのカワハギ釣りに向かいました。
カワハギ釣り4回目でありながら超熱いビギナー神宮司さんを誘い、道楽者2人で東名高速で茅ヶ崎を目指します。
あれれ、確か今年の春先には、横浜新道ルートを指示されたはずですが、ナビさんお利口になったんですね?
途中のコンビニで買い物をすると、北風がそうとう吹いています……。でも茅ヶ崎エリアは北風の場合、岸が風をブロックしてくれるので全く問題ありません。
案の定一俊丸さんに到着すると、海はベタ凪で絶好のコンデション。
受付を済ませ支度をします。
クーラーやバッカン等は車で船まで運んでくれるので助かります。
ここでナオミさんから、村越正海さんが来ることを聞き、こうなると必然的に数釣り勝負となってきます。
しかし今日は一俊丸さんのHP用の取材、ここは「そんなの関係ねぃ~」と言いたいところですがグッと我慢……。
釣り座は右舷胴の間に村越さん、宮本、神宮司さんと仲良く並んで座りました。
神宮司さんカワハギ釣り4回目で、先日シマノステファーノのロッド&リールを揃えたばかり。
それなのに今回はなんとダイワAGSとスマックで決めています。
すっかりとハマった様子ですね。
▲宮本さんの釣友、レミオロメンのドラマー神宮寺治さん。さすがドラマーならではのリズムのよさ。
「きてます!」と叫びながらの、連釣は、見ているほうも壮快でした
この日は片舷7名ずつ、計14名で出船。左舷にはレンタルタックルの初心者グループが乗船。
数日前には一俊丸さんで、ダイワフィールドテスター西野成彦さんが44尾の大釣りをしています。
それなら私は今日、50尾釣ると意気込んで7時に河岸払い、のはずでしたが、船のステアリングワイヤーの1本が切れているというトラブル発生。15分遅れての出船です。
普段はパワーステアリングですがこの日は重たーいステアリングと
万が一のことも想定し、
「もしかしたら早揚がりとなるかもしれない」を、承知していざ出陣!
茅ヶ崎エリアは港からポイントが近いので助かります。
これなら天候の急変にもすぐに対応できるので、安心して釣りに集中できますね。
ファーストポイントまで、わずか10分で到着。これは大変魅力的でした。
▲宮本さん曰く「永遠のライバル」村越プロ。お2人の毒舌合戦は、端で聞いているのも爆笑!
最初の水深は15メートル前後と浅場。
まず使用する私のタックルはロッド、シマノ『ステファーノMH170』。
リールは『ステファーノ201XG』。
もうワンセットは『ステファーノH175』に『ステファーノ201』の組み合わせ。
宙釣りがよかったら後者にチェンジ予定です。
オモリは25号。仕掛けは市販品のシマノ製。ただし全長を20センチ詰めて使用します。
そして仕掛けの上に反射シールを1枚セット。
これだけでも集魚効果があるんですよ。その証拠にほとんど毎回、しばらく使った後に点検すると、シールに魚の歯型が付いているのです。
これはどの釣り場に行っても同じ。本当にカワハギは好奇心旺盛な魚だと思い知らされます。
ハリの選択に悩みましたが、下2本をシマノブランド『ノセ掛7号』。
一番上だけシマノブランド『攻掛4.5~5号』をセット。
このセッティングでしばらく釣り、釣れ具合と状況を見ながら、宙釣りも視野に入れていきます。
(宮本氏の詳しいタックルと釣り方は、『宮本英彦流誘い方・基本の3パターン+1』テキスト>>)
さらに一俊丸さんのアサリの剥き身は極上でした。
これはアサリを剥かない私には大助かり!
エサに対するストレスがなくなり、釣りに集中出来るので、二重丸です!
投入しアタリから判断すると、どうもカワハギと外道が混生しているようです。
そこでしっかりカワハギのアタリをとらえ、まずは1尾目。サイズは20センチにたりませんが、相当数のカワハギが生息していると考えられました。
釣り方はタタいてからゼロテンションでアタリを出す方法で。
ブルブルと外道のアタリの中に、カサッとカワハギのアタリをキャッチ!
次もこれを見逃さないように、ていねいな釣りを心掛け、地味ながら1尾、また1尾と数をのばしていきます。
途中でキャストして広範囲を狙うも、期待どおりにはいかず、再び船下に切り替えました。
堂満船長はすぐにポイント移動してくれるので、ストレスを感じず釣りに集中できましたね。
ポイントは根回りが多く、多少釣り方に工夫が必要となりましたが、それなりに答えが返ってくるので面白かったです。
時より左舷からは歓声が上がってきます。どうやらビギナーのみなさんたちが、大型を釣り上げるたびに大騒ぎしている様子。
▲貸し竿のお客様のほうが大型がたくさん釣れていたようです。この日の最大27センチは船中3尾キャッチ!
24センチオーバーの良型は数えきれないほど。
私も小型だと思って誘っていると、掛けた瞬間、ガッと竿の動きが止まり、大型特有の引きが伝わってきたことも。ハラハラドキドキする場面もなんどかありました。
この日の最大の見せ場は神宮司さんが掛けた大型カワハギ。
ヤリトリしている最中に大型と確信しましたが、水面でその姿を確認したら、やっぱりビッグサイズ~!
しかし取り込みを躊躇した瞬間、カワハギが水面でパシャっと反転し、みずから元いた海へお帰りになりました……。
まあ、これは神宮寺さん、経験不足だったせいかもしれません。
タマ網をお願いするか、そのまま強気で抜き上げてしまうか、判断が甘かったようです。
まさに他人事ですが、もし私だったら悩まず抜き上げていたでしょう。
もちろん私も何度もこのような場面に遭遇し、当然何枚もバラした経験から言えること。
私は悩むようならそのまま一定のスピードで抜き上げ、もしこれは無理と途中で判断したら、大声で船長や周りの方にタマアミをお願いするようにしています。
こうして神宮司さんはカワハギから手荒い洗礼を受けました。
この後もポツポツ釣れ続け、時々ガガッ、ゴンゴンゴン……と竿を叩くような大型が釣れていきます。
小型の中に大型がまじるといった、一番悩まされる釣りとなりました。
こうなるとハリの選択に気を使いますが、小型をたくさん釣りたいし、大型もバラさず釣り上げたい……。
結局ハリは最初のまま。
ポツポツと釣れていたので、タックルもそのままでとおすことに!
もしここで迷いが生じ、タックル変更がうまくいけばよいのですが、逆に釣れなくたったりしたら……。
ながーい沈黙が訪れたでしょう……。
お隣の村越さんは今回もスピニングタックル。
キャストして広範囲を狙うも、思いどおりの釣りができていません。
そんな村越さんを見て、これはキャストしてもいい結果がえられないと判断。
船下メインの釣りに心掛けました。
この釣りながら、状況を見ながらの消去法は、とても大事なので、ぜひとも参考にして下さい。
▲これは嬉しい外道、大きなカサゴですね。
釣り方は相変わらずゼロテンション。
タタいてから誘いを止めて、アタリを感じ取るという基本的な釣り方です。
後半も根回りを中心に船が流されます。
一体何種類の魚を釣ったか分かりません。
外道の中にカワハギがまじる状況になると、宙釣りにして外道対策を心掛けました。
それでも根の高さがあるようで、タナが定まらず、外道が釣れてしまう状態……。
ただこれを嫌がっていては、肝心のカワハギも釣れません。
外道・外道・カワハギ・外道……こんなペースの釣りとなりました。
しかし時々釣り方がハマると2連ちゃん3連ちゃんもあり、こうなると腕の見せどころ!
サイズも中型がまじり始め、カワハギ釣りの醍醐味を味わえました。
圧巻だったのが、神宮司さんの怒涛の5連ちゃん達成!
これには見ていた我々と同時に、船長も驚きのマイクパフォーマンス。こんなことがあるのでカワハギ釣りは止められませんね。
小型はリリースしながらの釣りでしたが、手元のカウンターにはすでに『25』と表示されてます。
沖揚がりまでラスト1時間。天気もよく、絶好のカワハギ釣り日和。
ところがここから思い通りに釣れなくなってしまいます……。
はい……、得意の自滅パターン……。
この状況を乗り切るには、気分転換にランチをすることに決定。
食べながらのんびりと釣りをします。
当然村越さんとのお喋りもヒートアップ。
するとこれがよかったのか、再び釣れ始めます。
朝の船のエンジントラブルも影響なく、14時、定時の沖揚がりまで、29尾と数を延ばせました。
まあ当初の目標、50尾にはほど遠い釣果となりましたが、決して悪くない数でした。
私の持論ですが、カワハギの場合は、20尾釣れれば楽しめると思います。
釣果が20尾だとすれば、アタリは相当ありますし、外道も同じくらいか、それ以上釣れるのですから。
数釣り大好きな私は、このくらい釣れると楽しめたと言えるんです。
あと1尾追加し、りきっちり30尾としたいところでしたが、このたったの1尾の壁がなんとも重く無理でした……。
神宮司さんは22尾と自己記録更新。
実によいセンスお持ちです!
村越さんは……聞き忘れましたが、今回は私が勝ったようでした。
こうして村越さんと年に数回一緒に釣りをしますが、毎回楽しく勝負させてもらってます。
今回は港周辺を狙いましたが、茅ヶ崎エリアは無数の粒根があるので、カワハギの魚影は相当濃いと思えます。
これから水温が低下し、釣りにくくなる反面、カワハギが固まる傾向があるので、良いポイントに遭遇すれば大釣りの可能性も大ありです。
特に茅ヶ崎エリアは北風に強いので、
何度も言いますが、ポイントが近いので、出船してすぐに釣りが可能なところがお気に入りです。
一俊丸は洗い場も広く、数名でタックルを洗うのが可能なことがいいですね。
さらにタオルも常備されたりと、ナオミさんの心使いが伝わります。
釣り終わってもクラブハウスでのんびり過ごせるので、これなら女性のお客さんも安心できるでしょう。
親父でも快適でしたから!
■ 当日の宮本さんのタックル
竿 / ステファーノMH170
リール / ステファーノ201XG
中オモリ / 使用せず、反射板のみ。
ハリ / 下2本SHIMANOのノセ掛7号 上1本SHIMANOの攻掛4.5~5号
エサ / 一俊丸、生剥き身アサリエサ
詳しいタックルと釣り方は下記へ。
『宮本英彦流誘い方・基本の3パターン+1』テキスト>>
■一俊丸カワハギメモ:2015年11月
| 出船〜帰航 | 7時〜約15時 |
| 乗船代 | 男性8,500円。女性、小・中学生7,000円 |
| オモリ | 25〜30号 |
| タナ | 15〜30メートル |
| レンタル | 手巻きリール、竿、竿受けのセットは500円 |
| DAIWA極鋭カワハギAGS M−170A(定価71,000円)は 3,000円(要、前日まで予約) |
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| あさりエサ | 生剥き身:300g 1,700円 (1日の使用料は300〜425gほど) ※ 生むき身エサもご予約なしで買えます。 |
| マルキュー冷凍エサ:大 1300円 / 小 800円 | |
| その他 | レシピ おろし方 船上動画 達人の秘伝テクニック |
▼30センチ以上のカワハギを釣った方には『撃墜ステッカー』をプレゼント