前回、野球にはまるでむいていないことが判明したナオ太郎(仮名)。
次の習い事にと選んだのは、ボクシング。
ただでさえ毎日ウチで、ウルトラマンになって戦っているんだもの、ボクシングならすんなり入れるかも、と近所のジムへ体験レッスンに行ってみた。
練習生たちから繰り出される鋭いパンチを見て、ナオ太郎は早くも目を輝かせている。
やっぱり男は生まれながらの格闘家だ。
対応してくれたオーナーが礼儀正しいのも、いい。
オーナーに練習用のグローブを手渡され『着替えるように』と更衣室に消えて行くナオ太郎。
ヤル気まんまん、いつもの学校指定の体操服で、憧れの『修行』のため、すぐ勇んで出て来た。
だけど…
キリッと、
「お願いします」と言った手にグローブがない…。
目線を下に移すと…
答えはその足下に…。
オーナーがドリフのコントのように、ズルッとこけたのを、私は見逃さなかった…。