まるでナニかの代償を求めるかのように、ペットに執着する人たちがいる。
私の周りにもそんな犬好きがいる。
偏見かも知れないけれど、手がかかる大型犬だと特にエスカレートする人が多い気が…。
そういう自称愛犬家たちは他人の犬の飼い方にも難クセを付けてくる。
これは8年前、私が買ってきた子犬を間にして愛犬家よし子(仮名)とのエピソード。
「子犬の名前どうするの?」 のよし子が聞いてきたので、
「元の飼い主が付けた名前でいいよ」 と私。
するとよし子は腰に手をやり、いかにもダメダメといった顔を作って私に、
「あのさ。犬と主人の関係っていうのはね、飼い主が名付けたトコロから始まるのだから、あなたが責任もって付けるべきなのよ、分かる?」
よし子の熱血指導に面倒になってきた私は軽く、
「は、はい。
んー、じゃあ、可愛く『ハナ』にする」
するとまたまたダメだし。
「ハナ〜!?
あーダメダメ。
ハナなんてありふれた名前、私3頭も知っているわ。
そうねぇ、この犬、顔が潰れているから『マッシュ』なんてどう?
ン〜可愛い名前。
ほら、おいで〜、マッシュ、マッシュ〜」
なかば強制的にその犬はマッシュという名前になった。
飼い主の私とは全く関係のない人によって…。
こんな話もあった。
ある日BBQをヤっていたら、酔っていた男がよし子の飼っていた大型犬に肉をやろうとした。
途端に怒鳴りまくるよし子、
「体に悪いからうちのコ(犬)に人間の食べ物はあげないで!」
そりゃそうだ。
人間の食べ物には犬には塩分多すぎる。
だけど男はひるまなかった。
「ちょっとぐらいイイじゃ〜ん」
するとよし子はさらにエスカレートで吠える。
もうどっちが犬だか分らない。
「やめてって言ってるのが、わかんないのーーーーっ!」
あまりの興奮ぶりに、よし子サイドであった愛犬家たちも怯みだした。
そしてよし子の 決めのセリフは、
「うちのコ(犬)に肉をヤったら、あそこで遊んでいるあんたの子供(当然人間の子)にも毒を食わせてやる!」
…シーン…。
盛り上がったBBQもこの一言で終わり。
みんな早々に片付けを始めたのであった…。
画像は私の犬、名前はマトリ。
7年も一緒にいるのに今だに飼い主が帰ってくる足音に吠えまくる。