仕事で大きな失敗をした夜、女友達に連れられていった居酒屋で、浴びるほど飲んだ。
自暴自棄になってまくしたてたのは、普段は絶対にしないような打ち明け話。
それはセキララかつ、100%の本音トーク。
たっぷり二日酔いの朝、連れの彼女からメールがきた。
『しばらく昨夜の店には行けないね』
でもさ、私はその店の馴染みじゃないし、しかも大人数での宴席。
お店の人もイチイチ客の顔を憶えていないのでは? と、油断し、数ヶ月後にまたのれんをくぐってみた。
……そしたらさ……
まず、店長。
それから従業員が次々と、私の席にわざわざ挨拶にやってくる。
「この間は、どうも」
彼らのニヤリと上がった唇の端が物語る。
『あの夜のレディーストーク、全部聞こえていましたよ』
そもそも仕事の憂さ晴らしで飲んでいたのに、なんであんな話をしてしまったのか?
悔やんでも悔やみきれない、その話……
泥酔の至りにぶちまけた……
それは……