3月12日に、Googleから来たメールは、私を地獄に突き落とした。
『モバイルユーザビリティ上の問題が検出されました。
4月21日の審査までにエラーが出た2,269ページをなんとかしてね』
あくまで紳士的なGoogleだが、私から見ると、
『あんたのとこのサイトのスマホでの見え方が気に入らねーな。
4月21日までに態度を改めねーと、目につかないところへ送り込んじまうから、覚悟しとけ。
この、ボケ!』である。
釣り師的に書くと、
『コマセキハダ船で、あんたは一生タモ取り。
どんなに周りで魚を食わせようが、竿は出させねーっ!』って感じか。
頭が真っシロになりました……。
なにを大げさな、とカタギな方々は思うだろうが、ウェブ上で、Googleに嫌われたらもうおしまい。
ウェブ制作者は常に、Googleの動向にビクビクし、へこへこしながら、運営しているのだ。
えーえーえー、おかしいじゃん。
スマホできちんと表示されてるよ。
それ用に1年前に苦労して、サイトを作直したし!……なんて、言い訳はまったく通用しない。
そもそもクレームを付けるにも、それ用のメルアドも公開されていないのだから。
「原因が解明されるまで、心配で夜も眠れません……」と、泣きついたのは、いつものプログラマー・カエル君。
とり急ぎ、いろいろ調査してもらって、大きな3つの問題の1つ1つの原因を解明してもらう。
報告の中には、
「? これってウチのミスじゃないよね?」ってこともあった。
それでもGoogleには逆らえない。
文句が出てくるのをぐっとこらえ、仮説を立て、直してみる。
それでもまたテストに再度不合格なら、泣き崩れ、己の運命を嘆き、まるで砂漠のど真ん中で遭難したかのような、絶望を味わう。
しかし気力を振り絞り、早朝また、一杯の水を求め、砂漠の道を歩き出す……。
それが2週間続いた。
『確かな解決方法を突き止めた』とのカエル君からの指導で、エラー解除した1ページは、本当に輝いて見えた。
「あとはエサーの2,269ページ今日を、こつこつ手直しするしかないね」
ははーーーっ。
深く頭を下げて、必死に直すこと500ページ。
それは手間の掛かる作業だったが、こつこつこつこつ……最初の数日、気力でなんとか対応した。
しかし2,000ページ強は多すぎる……。
今日時点で、まだエラーが出ているのは、1,601ぺージ。
……一番肝心のトップページは直したしな。
……大体、最初の脅し&原因解明で体力使い果たしたよね、私。
もともと非常に飽きっぽい私は、そろそろ手直しの単純作業にも辟易してきて、今の心境はこんな感じ。