自分は正直言って、八角さんとからむのが大好きだ。
理由の1つは、八角さんがいつも笑顔だってこと。
どんな状況でもシリアスになりすぎず、ギャグを忘れない。
そういう軽いところが、すごく楽なのだ。
▼ちなみに下のイラストは、お客様が『いちとしまる』と書いたメモを発見した時の八角さん。
うん、イヤなことを言っていても、実に笑顔だな……。
釣りに来る時に、車ぶつけてたコトもあったけど、あの時も笑顔だったし
(しかも次の日も代車で釣りに来ていた)。
まあ、そんな訳もあって、今回八角さんの結婚祝い用のキンメを手にすべく私は頑張っているのだ。
船上で竿を出しているのは、八角さんと私だけ。
意外に聞こえるかもしれないが、中深場釣りは竿先に意識を集中させるすることも必要ない、割とのんびりした釣り。
2人でたわいもないことをべらべらと話しながら、投入をくりかえしていると、八角さんがこんなことを聞いてきた。
「去年までマルイカ船、2隻出すほど力を入れていたのに、今年はさっぱり釣れなくて、船宿は大丈夫なんですか?」
「実は……、
マルイカが釣れない心労で、先月だけで10キロ痩せちゃったんですよね……」と、私。
いつものジョークの前のフリのはずだった。
しかし八角さんは真剣に受け止めた。
たちまちいつもの八角スマイルがその顔から消え、一瞬で表情が変わった!
そ、そこまで!?
1号船は、漂流教室かい!?
八角さんの表情は、笑顔だけでなく、実は2つ。
その1つ、漂流教室、を初めて私が見た瞬間であった。








