【特別寄稿】平林潔氏、茅ヶ崎沖大型カワハギ攻略!

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中オモリに集奇を、チャラチャラたくさん付けている人も見受けられるが、潮の抵抗等で逆にアタリを不鮮明にする結果となる。
弛ませたりするのに中オモリが必要ならシンプルな丸オモリタイプがベスト。
派手な集奇でカワハギを寄せることを考えるよりも、カワハギがエサを口にしたサインをキャッチすることを優先するのがいい。
アサリがフワフワしていれば、別に集奇を使わなくてもカワハギは寄ってくる。

通常、僕のカワハギの道糸はPE1号か0.8号。
当日、駆けつけてくれた村越正海さんはもっと細いラインを使っていた。
PE1号でも根掛かりした時に切れ、全損に泣くことが2度あったのに、村越さんには全損が無い。
細いPEラインを使いこなすプロとして知られる村越さんの説明によると、原因はリーダー(先糸)とのこと。

僕はカワハギ釣りにはリーダー不要と考えていたが、PEラインに結び目を作ると簡単に切れてしまうので、根掛かりで全損する確率が高くなるのが事実。
ちなみに村越さんにリーダーを結んでもらったら、その後の根掛かりでPEラインが切れることがなくなった。リーダー接続には簡単なのもあるから、接続法の1つや2つは覚えておいた方がいい。

『村越正海のかんたんリーダー結び』動画は>>

さて、当日の一俊丸のカワハギ船は、平日だというのにほぼ満船。貸し竿の人もチラホラ。
村越正海さんと僕、そしてナオミさんの順で左舷ミヨシから並んで座った。
村越さんと一緒に釣りを楽しむのも久々だ。

舵を取るのは堂満貴之船長。趣味がカワハギ釣りというだけあって、前日のお休みにはプライベートで、よそのカワハギ船に乗ってきたというから、こりゃあ本物だ。
数より大型を狙うというポリシーもいいよね。

ニコニコ顔の船長の操船で河岸払いしたのは定刻の7時。
釣り場は目と鼻の先のエボシ岩周りの水深20メートルダチ。
スタートのアナウンスがあったが、僕も村越さんもまだ仕掛けの準備中だった。
一足先に竿を入れたナオミさんの竿先がタンタンターンと叩かれているのを見て「ありゃま……」とビックリ。

引きからしてなかなかの型のようだが、なんと海面でポチャン!
僕は見てしまった。
25センチほどのカワハギがユラユラと海の底へと泳ぎ去るのを……。
それとナオミさんのベソかきそうな顔を……。

その後、船中でも20センチオーバーサイズが何尾か出てくる。
特に左舷は、いい感じで釣れているようだ。
小型と大型の混じりって感じで中サイズがいない。
僕も小型を2尾釣ってリリースした後、タンタンターンと激しく突っ込む引きで20センチ級をゲット。

前日はトップ30枚ほど、スソ17枚という釣果だったようだが、この日も中型が数出ればもっと釣果が伸びるはず。
大型と小型混じりでは、誘いの的が絞りにくいのが難点なのだ。

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▲ 平林さん、前半から飛ばしまくり!

船上の様子を見ると、貸し竿を含めてカワハギ専用竿が揃っている。
メーカーもまちまちなのだが、カワハギ竿というと9対1調子か、8対2調子が一般的だ。
いずれにしても穂先の先端の一部だけがフワッと軟らかくて、その下はシャキットしている先調子竿。
そうすることで感度を研ぎ澄ませ、竿先の操作がダイレクトに仕掛けの動きに反映するようにしている。

問題は穂先のフワッの部分だ。
フワッと曲がっても、元に戻る反発力が強い竿は避けた方がよい。
この跳ね返りの力が食い込みを悪くする。
メーカーは販売戦略でいろいろな新製品を毎年発表しているが、カワハギのエサ盗りの技が毎年巧妙化しているわけではない。
新製品を次々と追いかけるのもいかがなものだろうか?
良い竿は4年たっても5年たってもベストロッドであり続けるはず。
そういった1本の竿に出会っていただけたら、と思う。

船長は小型が目立つと場所を移動する。
水深30メートル近いポイントや、15メートルていどの浅場も流すが、どこも根の際で、
「出れば大きいです」というアナウンスが入る。
トモで「オーッ」という声が上がったが、ジャスト30センチの大型カワハギが取り込まれた。
胴の間でも20から25センチ級がポツポツ取り込まれていて、船中盛り上がりが凄い。

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▲ 最大の30センチを釣ったのは、トモ2番、宇賀神さん。
この後には27センチもキャッチ!

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