★ 『ツリまくりのイキまくり』は隔週間つり情報に連載、のちに単行本になったものから抜粋、大幅改訂したものです ★
アナゴの釣り方はこちら
………………………………………
8 東京湾の熱い夜
あれは去年の今ごろ、恵比寿でのカフェのこと。
私のタイプの男を発見。
日に焼けた横顔がワイルドで超〜セクシー。
う〜ん、美味しそう〜と思わず声をかけてしまった。
釣り竿を手にしたその30代後半、一見さわやかな渓流オヤジ風。
ところが話してみると意外、アナゴ釣りの帰りだって。
(ちなみに私は当時NYから帰国したばかりで、アナゴとドジョウとウナギの区別がつかなかった)。

一生懸命デートの約束にこぎつけようとする私に彼は冷たく、
「週末はアナゴの船が出るから」
「それなら私も釣りに連れていって。
あのミミズみたいのは触れないけど」
(当時、私も女のコだった)
「え? こ、今度ね…」
それっきり音沙汰なし…。
Da~mn!
ピックアップ失敗。
文字通り、顔見た程度で終了。
今でこそパンツの欲望より釣りを優先するツリオヤジという人種を知っているけれど、当時の私のプライドはズタズタ。
負けた相手はアナゴだもの。

そして1年後、やってきたアナゴのシーズン。
この数ヶ月で鍛えた私の釣りの腕でアナゴの野郎っ、どんだけ魅力的か見てやろうじゃないの!
だけど私の最近の釣果は気合とは反比例…悲惨…。
新安浦の長谷川丸での夜メバルは8尾で…スソ。
大原の鈴栄丸でのフグは2尾で…スソ。

これで今回スソをくらったら、3連続スソ制覇で、お約束の…

いろんな意味でも負けられない私はアナゴ乗合船に出船3時間前に到着。
が、すでにトモにはアナゴオヤジの竿が…。
ムムム、さすがマニア…。
仕方なく私は右舷のトモ近くの席をキープ。
よ〜し、やるぞ〜!
スランプ脱出、そしてアナゴに復習だいっ。
小突いている最中、ビクビクッ。
大きなアタリ。
ヌルヌルッと私が船中一番早く取り込む。
楽勝〜、イケる、イケると、さらにもう1本!
ところが調子がよかったのは日没時の30分だけ。
暗くなるとともに食いが渋くなり、とうとうパッタリ…。
出てくるのはクラゲばかり…。

大きく分かりやすいアタリはなく、エサだけがチビチビ取られてイク…。
一生懸命アタリを探すけれど、コンコン小突きながらだと微妙なアタリアなんて分からない。
おまけにその日は左舷のトモがベストプレイス。
同じトモでも右舷は置いてけぼり…。
2時間後、ようやくまた食いがたってきて、待ちに待った3本目。
きた、きた。
そこで船長が、
「あと少しで帰るよ〜」
え?
ちょっと待って〜!
まだ3時間しかたってないよー!
のんびりと夕涼みの船遊びだと思っていたのに、実はスーパー大忙しの短期決戦。
Tokyo-bay super short battle!
「頭は39本だよ」と船長。
それでも次頭は10本もいっていないんだよ!
せっかくやっと食ってきてるのに〜!
なんとかスソは免れているけれど、お願い船長、あと10分。
せめて5分〜!

数日後、気を取り直した私のアナゴ釣り挑戦2回目は鶴見の新明丸。
苦い過去は忘れて、今夜こそ。
しかしやっぱり食いがいいのは日没時だけ。
その後はポツポツと顔を見せるのみ…。
隣の手慣れたオヤジはそれでも着々と釣っていく。
私はアタリがあっても合わせのタイミングが掴めない。
早過ぎたり、遅過ぎたりで全然掛からない。
ク〜っ!
しかし、待て、待て。
諦めるのはまだ早い。
いくら小突きがヘタでも、アタリを見つけるのに苦労しても…
へへっ。
今夜は置き竿も用意してるもんね!
こいつで釣果は一気に2倍か?
そろそろチェックしようっと。
おっ、重いぞ!
だけど上がってきたのは…

ま、まぁ、次こそ…。
としばらくして巻き上げると、エ、エサだけがガッポリなくなっている…。
む、む、む、むかつく〜!
結局今晩の釣果もたったの4本…。
あ〜ん。
アナゴの彼、マジで極意を教えてよ。
あんなに好きだったクラブやパーティに見向きもせず、夜な夜なアナゴ釣りに通う私も、もう十分ストイックなツリビッチだよ〜。
だから安心して。
襲ったりしない…ないように努力するから、お願い。
Call Me〜!
………………………………………
これから10年、ズルズルッとアナゴのハマっていった訳だけど、しかし我ながら酷いスタートだな…。






アナゴいいなぁ。
アナゴをとってみたいですね。[E:sun]
あなごは旨くてはまりますね。[E:restaurant]
あなゴーゴー!
アナゴ。
結構楽しいですね。
アナゴのスタート。。。
もっと酷い人を知ってます(汁)
一番上のイラスト、4日前にイった社員旅行の宴会ん時のオイラの写真かと思いました。
あーびっくりした。
アナゴはヤレばヤルほどハマります。
アナゴ地獄ですね~