イヤな気持ち

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1年1組、ナオ太郎(仮名)の担任教師(学年主任)は、かなり厳しい。

他のクラスの宿題が、普通の書き取りドリルなのに、彼が出す問題は…

『へ』のつく好きなものを4つ書け。

『て』のつく硬いものを4つ書け。

一昨日は、『ぬ』のつく柔らかいものを6つ書け。

この難問に、ひどい時には親子で頭をひねって解答を出すこと1時間…。

しかも、ひらがなのハネやハライ、全体のバランスがきちんと整っていないと、いい評価がもらえない。

↓クラスで1人だけ取れる『ハナマル』

10

↓クラスで5人ほど取れる『ごうかく』

12

↓クラスの大多数が…
9

↓最低評価は…
8

だから答案ができるまで、書いたり消したり、ナオ太郎がやっと完成させるには、さらに1時間かかる。

夕食もそっちのけ、2時間後には親子でヘトヘトだ。

↓終わったころは、こんな感じ…。
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しかしそこまでしてもナオ太郎がもらう評価は…

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時々…

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毎日うつむいて、返ってきた宿題帳を私に差し出すナオ太郎。

いい加減私もイラッとくる。

確かにナオ太郎の字はまだ、お世辞にもうまいとは言えないけれど、何度も何度も書き直してクタクタになった答案用紙に、ここまでドライな評価をするか?

この教師、喧嘩売ってんのか!?

「よしっ、今日は裏面もやろう!」

ヤル気あるところを全面にアピールしてやれ、と裏にも表と同じマスを書き足し、6つの単語を12まで増やして、提出してやった。

次の日、戻ってきた答案は、初めての…

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「よっしゃーーっ!
これから毎日、2面やって、もっと『合格』増やそうよ!」

親子で喜んだのも束の間、次の日からは、またもや

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のオンパレード…。

表面も裏面も、同じ評価。

どうやら『努力』だけでもらえる、ラッキー評価は1回っきりらしい…。

む、む、む、むかつく〜っ!

「あんなに頑張ったのに…」

今にも泣き出しそうなナオ太郎の顔を見て、私も完全にキレた。

「そもそも字なんて、読めりゃいいーーんだよ!」と、声を荒げる私。

だって私が小学校の時、学年で一番字がきれいで、書道の全国大会に出たことあるんだもの。

それなのに、大人になってなれたのは…

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「担任の採点なんか気にするなー!」と、私。

でも学校に行き始めたばかりのナオ太郎にとって、教師から受ける評価は、絶対、だ。

とうとう顔をクチャクチャに崩して、わっと泣き出した。

「オレは『ハナマル』が欲しいんだよー!
いっつもいっつも、どんなに頑張っても『がんばりました』だと…

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必死に訴えるナオ太郎を見て、私も泣き出した。

でもナオ太郎が『ハナマル』を取るのは不可能に近い。

その称号が取れるのはクラスでたったの1人だから。

子供の時から書道を習ってる女子が毎回その地位に鎮座して、とても譲ってくれるとは思えない。

頑張ってるだけじゃ、足りないなら…、

近くに書道教室はあったか、何曜日ならナオ太郎が通えるか?

負けるもんか、絶対私があの教師に『ハナマル』を書かせてやる…

と、頭を巡らしていると、いつの間にか泣き止んでいたナオ太郎が筆箱を取り出した。

え? こんなに辛いのに、もう今日の宿題に取りかかるの?

ちょっとナオ太郎を見直したが…

ナオ太郎が、手にしたのは…

なぜか…

赤鉛筆…!

なんの躊躇もなく、すらすらと『がんばりました』の採点済みのページに書き込みを入れていく。

そして満面の笑顔で私に見せたのは…

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あ…。

そ、それで、いいわけ…?

子供の明るさにはいつも救われる。

ナオ太郎、自分の評価は自分で決める、ママはそれも大事だと思う。

「イヤな気持ち」への4件のフィードバック

  1. がんばる子ですねぇ、息子さんは。
    努力は重ねるしかありませんものね。

  2. ナオミさんのこのブログ、中国ではみれませんでした。
    中国人にとってよく無い内容なんでしょうか。

  3. 『最近は、こういう親子の絆、親子で努力することが少ないのよね~
    ナオ太郎親子も…
    私の思惑通りね┐(  ̄ー ̄)┌ フッ』
    って先生が思ってたりして?
    まあ私なら間違いなくキレるけど(笑)
    ナオ太郎、ナオミがんばれー!

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