キハダの終期は、毎年胸にくる

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乗合船が終わる時は、大抵その魚の釣れ時が終わる時だ。

なかには配船の都合で、釣れ盛っている最中に別の釣物に変わることもあるが、そういうのは、まれ。

どの釣物も釣期が終わるにつれ客足が途絶え、寂しいものになる。

特に真夏の暑さの中でド派手だったキハダの終期は、毎年胸にくるものがある。

9月から週5〜6ペースで、キハダを追っていたN岡さんは10月前半にはもうボロボロ。
なんだかもう日焼けしすぎ、髪の毛伸びすぎで、歌唱力のない松崎しげるみたいになっていた。

(※注・N岡さんは夜勤務。就業後、ほとんど寝ずに船上の毎日でした)。

最初のころは今年の意気込みを、
「オレが死ぬか、キハダが釣れるかのどっちかですよ!」と力を込めて語っていたけど、だんだん悲壮感がアップ。

10月になると……

noka

やっとN岡さんが1尾獲れた10月10日、スタッフがどんなに安堵したか分かってもらえるだろうか?

そしてシーズンとおしてのムードメーカー。
どんなに状況が悪い時でも、
「大丈夫ですよ!」と前向きだったK山君は、やはり最終日にも乗船してくれた。

最後の私への言葉は、

kiyama

また来年キハダが回遊するかな?

またみんな集まって、泣いたり笑ったりできるかな?

『絶対』って言葉がない釣りで、来年の話はすごく遠く感じて、ちょっと切ない。