自分にコメントを求められたとしても、しどろもどろになること必至のくせに、人には「雄弁に語れ」と、催促する。
それがキハダ船の沖あがり、私の勝利インタビューだ。
中にはC条さんのように、
「キハダのアタリはケチャップと似ていて、出ない出ないと思っていたら、ある日バコッと出る」など、気の利いたことを言う方もいる。
でも大抵のお客さんたちは、大型の魚を手にして夢心地、
「えっと……楽しかったです……」と、言葉少ない。
それじゃあ、読者の方々が楽しくない。
「小学生の作文じゃないんだから〜」と、さらに催促して、なんとか感想を聞き出そうとする私。
今まででこのコメント取りが、一番うまくいったのは、2014年10月25日、5人ほどの仲間内で最後のキハダ初キャッチとなった、S木さんだろうか?
最初は言葉少なかったS木さんだったが、いくつか私と2人で言葉をかけあった後、すごくいいコメントにまとまった。
どう、これ、グッとくるでしょう?
それまでS木さんがお土産にするのは、空っぽのクーラーと領収書ばかり。
この日は会心の笑顔とともに、キハダを持ち替えることができて、私も本当に嬉しかった。
だけど……
もちろんこのインタビュー、成功例ばかりじゃない。
(続く)





